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人もをし 人もうらめし あぢきなく

世を思ふ故に もの思ふ身は

 作者:後鳥羽院(ごとばのいん)

 意味

ある時は、人をいとおしく思い、またある時は恨めしく思えます。この世をつまらなく思い、悩んでしまうこの私にとっては。

※ 人もをし
ある時は人をいとおしく思う。「をし」は「愛し」でいとおしいの意味

※ 人もうらめし
うらめしいなどの不満の気持ち。「をし」と「うらめし」は対比している

※ あぢきなく
つまらない。おもしろくない。思うようにならない

※ もの思ふ身は
いろいろと思い悩むことの多い私は。この場合の「もの思ふ」は恋の悩みではなく、世の中のことの悩み

 

 オススメの覚え方

人もみんなで世を思えばもっとよくなる!!

 

 ゴロあわせ

ひともを よを (人も世を思う)

 決まり字

ひとも

 解説

この歌は、作者が隠岐へ流される9年前に詠まれたものです。

人は、いとおしいと思えることもあるし、恨めしいと思えることもある。

誰もが持っている感情だと思います。

当時権力者だった作者は、人間関係や政治のことなど悩みも多かったのではないでしょうか?

いろんな思いがあって、ついぽろっと気持ちがこぼれてしまう。

そんな歌に聞こえました。

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