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来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに

焼くや藻塩の 身もこがれつつ

 作者:権中納言定家(ごんちゅうなごんていか)

 意味

いくら待っても来ない恋人を待つ私は、夕暮時に、松帆の浦で焼いている藻塩のように、身もこがれる思いです。

※ 来ぬ人を

待っても訪ねてこない恋人を

※ 松帆(まつほ)の浦の

「松帆(まつほ)」は兵庫県淡路島の北端の海岸。「松」は「待つ」の掛詞

※ 夕なぎに

夕方、風がやんで穏やかな状態

※ 焼くや藻塩(もしお)の

焼く藻塩ではないけれど。藻塩(もしお)」は、海藻に海水をかけて焼いて取る塩

※ 身もこがれつつ

恋に身をこがすことと、海藻が焦げることを掛けている

 

 オススメの覚え方

小麦粉(こぬぎこ)でケーキを焼くのだ!!

 

 ゴロあわせ

こぬ やく (来ぬ約束)

 決まり字

こぬ

 解説

百人一首を撰んだ藤原定家の歌です。

「来ぬ人を~焼くや藻塩の」までが「身もこがれつつ」を引き出す序詞になっています。

いくら待っても訪ねてこない恋人に恋こがれている気持ちになって歌っています。

恋人がまったく来ない・・・このじりじりした思いと、藻塩(もしお)がじりじりと焼けるところを重ねています。

たしかに、いくら待っても連絡が来なかったり、約束してたのに時間が過ぎても来てくれなかったりしたら、じりじりした気持ちになりますね。

百人一首の掛詞ってうまくかけてるな・・・と感心します!!

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