heian-jingu-shrine-66480_640

おほけなく うき世の民に おほふかな

わが立つ杣に 墨染めの袖

 作者:前大僧正慈円(さきのだいそうじょうじえん)

 意味

身の程知らずですが、つらいこの世に生きる人々に覆いかけよう。比叡山に住み始めてから着ている、私の墨染めの僧の衣のの袖を。

※ おほけなく

身の程をわきまえずに

※ うき世の民に

この世の人々
※ おほふかな

墨染めの袖で世間の人々を覆う。仏の力で人々を救済する意味。

※ わが立つ杣(そま)に

「杣(そま)」は木を切り出す山のことで、ここでは比叡山のこと

※ 墨染めの袖

黒く染めた布で、僧衣の黒い袖のこと。「住み初め」と掛けている

 

 オススメの覚え方

おぼけ(おほけ)!!我が(わが)家の決まりは・・・なんだっけ(。´・ω・)?

 

 ゴロあわせ

おほけ わがた (オッケー、わかった!!)

 決まり字

おおけ

 解説

句を読んでも、意味を聞いても少し難しい印象の歌ですね。

「墨染めの袖を人々に覆う」というのは、黒い僧衣を人々に覆いかけることで、仏に祈り、そのご加護で人々を救済するということです。

「墨染め」は、「住み初め」との掛詞にもなっています。

この歌が詠まれたのは平安末期で、飢饉や疫病の流行で混乱していた時でした。

作者は、比叡山で修行し、世の中を救おうと決心してたのかもしれません。

世の中や自分自身もですが、苦しいときはどうしても神頼みになってしまいます。

そして自分のことだけを祈りがちですが、世の中を救おう・・・なんて素晴らしいですね。

すこし見習いたいものです(´-ω-`)

記事を共有
Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0Share on Google+0


<スポンサードリンク>