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夜もすがら もの思ふころは 明けやらで

ねやのひまさへ つらなかりけり

 作者:俊恵法師(しゅんえほうし)

 意味

一晩中訪ねてこない恋人のことを思っているこの頃は、夜もなかなか明けず、朝日の差さない寝室の戸の隙間さえつれなく思えます。

※ 夜もすがら

一晩中。夜通し

※ もの思ふころは

(通ってくれないあの人を恨んで)思い悩んでいるこの頃は

※ 明けやらで

なかなか夜が明けないで

※ ねやのひまさえ

寝室の隙間さえも

※ つれなかりけり

冷たい。無情である

 

 オススメの覚え方

もスカッと寝(ね)てしまう

 

 ゴロあわせ

よも ね(ヨモギの根っこ)

 決まり字

よも

 解説

お坊さんの作者が女性の立場に立って詠んだ歌です。

待ち続けている恋人が来ない。どうせ来ないなら早く朝になってほしいのに、戸の隙間から朝日も差し込まない・・・とっちもひどい(>_<)

こんな心境でしょうか?

当時は通い婚。

携帯電話もない時代なので、女性はずっと男性を待たなければいけなかったのです。

待っている時間は長いもので、そろそろ朝かしら・・・と思っても全然朝日も射してこない。

きっと待ちくたびれてイライラしていたのかもしれません(^^;

なににしても、来るか来ないかわからない人を何日も待つのは胃が痛くなりそうですね(´・ω・`)

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