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世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る

山の奥にも 鹿ぞなくなる

 作者:皇太后宮大夫俊成(こうたいごうぐうのだいぶしゅんせい)

 意味

この世の中には、悲しみやつらさから逃れる道はないようです。思いつめて分け入ったこの山奥でも、悲しげに鹿の鳴く声が聞こえます。

※ 道こそなけれ

つらさや悲しみから逃れる道はないのだ

※ 思ひ入る

深く思いつめる。「山に入る」ことと「深く考えこむ」ことの掛詞

※ 山の奥にも

山の奥にもまた、世間と同じようにつらいことがあるのだなあ

※ 鹿ぞなくなる

鹿が鳴いているようだ

 

 オススメの覚え方

世の中、よ~~く見ると、あり谷あり(-.-)

 

 ゴロあわせ

よのなかよ やまの(世の中より山)

 決まり字

よのなかよ

 解説

世の中のつらさや悲しみから逃れようと、山奥に分け入ったものの、物悲しく鳴く鹿の鳴き声を聞いて、このつらさからは逃れられないと悟ったときに詠んだものです。

内容を聞くと、年配の方の歌のように感じますが、実は、作者が20代の頃に詠んだ歌なんです。

嫌なことがあったり、いろんなことに疲れてしまうと、人とかかわるのも嫌になり、一人で部屋にこもったりしてしまいますが、結局なんの解決にもならなかったりしますよね。

この歌も、そんな気持ちだったのでしょうか・・・?

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