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契おきし させもが露を 命にて

あはれ今年の 秋もいぬめり

 作者:藤原基俊(ふじわらのもととし)

 意味

約束してくださった、させも草の露のようなはかない約束を、命のように大切に信じてきましたが、今年の秋もむなしく過ぎていくのです。

※ 契おきし

約束してくれた。約束しておいた

※ させも

さしも草(ヨモギの一種)

※ 命にて

頼みの綱として。命のように大切にして

※ あはれ今年の

あぁ、今年の。

※ 秋もいぬめり

秋も過ぎ去ってしまうようだ

 

 オススメの覚え方

ちぎりおにぎりは、あわれ(あはれ)なんだな・・・(´-ω-`)

 

 ゴロあわせ

ちぎりお あはれ(千切り尾はあわれ)

 決まり字

ちぎりお

 解説

作者の息子は僧侶でした。その息子を興福寺の維摩会(ゆいまえ)の講師(お経の講師をする僧侶)にしようと藤原忠道(ふじわらのただみち)に頼んでいました。

忠道から「頼りにしてよい」と約束してもらえたので心待ちにしていましたが、秋になり、維摩会の時期も過ぎてしまい、今年も選ばれなかった・・・と裏切られた時の気持ちを詠んだ歌です。

約束って、破られた時のショック感て半端ないですよね?

できない約束はしてほしくないです(>_<)

作者は、期待してただけにショックもおおきかったんだろうなぁ・・・と勝手に想像してしまいます(:_;)

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