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春の夜の 夢ばかりなる 手枕に

かひなくたたむ 名こそ惜しけれ

 作者:周防内侍(すおうのないし)

 意味

春の短い夜の夢のように、ほんのつかの間、いたずらにあなたの手枕(たまくら)を借りたばかりに、つまらない浮き名が流れてしまったら残念でなりません。

※ 春の夜の夢ばかりなる

春の短い夜の夢のようにはかない。「春の夜の夢」は、はかないものに例えられる

※ 手枕(たまくら)

腕を枕にすること

※ かひなく

つまらなく

※ たたむ

たてられる、たつだろう

※ 名こそ惜しけれ

浮き名をたてられるのは残念だ

 

 オススメの覚え方

肩こりには湿布貼る(はる)のに、その甲斐(かひ)なくまったく治ってない(´-ω-`)

 

 ゴロあわせ

はるの かひなく(貼るの甲斐なく)
はるの かひ(春の貝)

決まり字

はるの

 解説

春の月の明るい夜、二条城で女房たちが集まっておしゃべりをしていると、作者が眠くなってしまったのか「枕が欲しいわ」とつぶやきました。

すると、それを聞いていた藤原忠家(ふじわらのただいえ)が御簾(みす)の下から「これをどうぞ」と腕を差し出しました。その時にこの歌を詠み、お断りしたそうです。

ほんの軽い気持ちで腕を差し出したようですが、その腕をひっこめるタイミングが気になります(^^;

この腕の立場は・・・みたいな( ̄▽ ̄)

平安貴族はそんなこと思うわけないですよね(´-ω-`)

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