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朝ぼらけ 宇治の川霧 絶えだえに

あらはれ渡る 瀬々の網代木

 作者:権中納言定頼(ごんちゅうなごんさだより)

 意味

ほんのりと夜が明け始めた冬の朝、宇治川の川面に立ち込めていた霧がとぎれとぎれになり、その隙間から網代木が見え始めてきましたよ。

※ 朝ぼらけ

夜が明けて、だんだん明るくなってくるころ

※ 宇治の川霧

宇治川に立ち込めた霧。宇治川は、京都の南を流れる川

※ 絶えだえに

切れ切れに

※ あらはれ渡る

あちらこちらから見えてくる

※ 瀬々

浅瀬のあちこち

※ 網代

氷魚(ひうお)=鮎の稚魚=を捕るために竹や木を編んだものを並べた仕掛け。

※ 網代木

網代を固定するために川に打ち付ける杭

 

 オススメの覚え方

朝ぼらけに朝日を見ると、心洗われ(あらはれ)る(´▽`*)

 

 ゴロあわせ

あさぼらけ うぢ あらはれ(朝ぼらけに、うち洗われる)

 決まり字

あさぼらけ う

 解説

冬の朝、宇治川に立ち込めていた霧が晴れ、だんだん網代木が姿を現す。

そんな冬の朝の景色を読んでいます。

宇治川は、貴族の別荘も多く建てられていたようで、なじみの場所だったようです。

冬になると宇治川には、網代木がたくさん作られ、それは冬の風物詩でした。

冬の朝、透き通った冷たい空気の中、空が明るくなると同時に霧も晴れていく。

だんだん視界が晴れていくのはなんともすがすがしい感じがしますね。

冬の朝は寒いですが、こんな風景を見たら、寒さも忘れ、見入ってしまいそうですね。

ちょっとお得な朝ではないでしょうか(*^^*)

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