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逢ひ見ての 後の心に くらぶれば
昔はものを 思はざりけり
 作者:権中納言敦忠(ごんちゅうなごんあつただ)

 意味

逢瀬の後の、この恋しい気持ちに比べると、逢うまでのせつない気持ちなど、なんとも思ってなかったのと同じことでしたよ。

※ 逢ひ見ての

恋しい人に逢って。「逢ひ見る」は男女の契を交わすこと

※ 後の心

逢った後の今の気持ち

※ 昔は

逢う前は

※ 思はざりけり

思わなかったものだ

 

 オススメの覚え方

超きあい入ってた・・・懐かしいわwww

 

 ゴロあわせ

あひ むかし(あひるが昔・・・)

 決まり字

あい

 解説

この当時は、「垣間見」と言って、人の噂を聞いたり、物の隙間から覗き見たりして思いをつのらせ、文のやり取りをして、恋が始まりました。

「逢見ての」これは、ただ逢うだけではなく、ともに一夜をすごすこと、男女の契を交わすことです。

思いをつのらせ、ようやく逢うことができ、一夜を共にし、女性のもとから帰った男性は「後朝の歌(あとぎぬのうた)を送ります。この歌はその一つです。

やっと会えて、今まで以上に思いが高まり、逢う前の気持ちなんてなんとも思ってなかったと同じこと!!と歌っています。

早く会いたいな~と思っているときも、ちょっと切ないですが、会ってみたら想像以上にすてきな人だった・・・なんて思ってしまったら、帰るときも次に会うまでの時間も待ち遠しくせつない時間になるかもしれないですね。

平安時代の恋は切ないものが多いような気がします。

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