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恋すてふ わが名はまだき 立にけり
人知れずこそ 思ひそめしか
 作者:壬生忠見(みふのただみ)

 意味

恋をしているという私の噂が、早くも世間に広まってしまった。誰にも知られないようにひそかにあの人のことを思い始めたばかりなのに。

※ 恋すてふ

恋をしているという

※ わが名

「名」は浮き名のこと。自分の噂

※ まだき立にけり

「まだき」は、早くも。「立にけり」の「立つ」は、噂がたつこと。早くも噂が立ってしまった

※ 人知れずこそ

人に知られないように

※ 思ひそめしか

恋しはじめたのに。「思ひそめ」は、恋しく思い始めてまだ間もないこと。

 

 オススメの覚え方

する気持ちをに知られたら恥ずかしいじゃん(≧▽≦)

 

 ゴロあわせ

こい ひとしれず(恋 人知れず)

 決まり字

こい

 解説

この歌は、【040】の歌合の席で対戦した一首です。

兼盛の歌に敗れた忠見は、ショックで食事ものどを通らなくなり、ついには病死してしまったというエピソードが残っています。

嘘か本当かわかりませんが・・・(^^;

「どうやら、あいつは彼女を好きらしい・・・」という噂がたってしまい、「まだ、恋も成就していないのに、噂だけが先走ってしまった。誰にも知られないようにこっそり思い始めたばかりなのに・・・」と噂に戸惑った気持ちを詠んでいます。

とても控えめで素直な表現に忠見の人柄が表れているのでしょうか・・・

いずれにしても、自分のささやかな淡い気持ちが噂になるのは、慌てるというか、オロオロするというか、やめてくれ~~(>_<)と思いますよね。

せっかく上手くいくかも・・・と思っても、噂で壊れることもあったりしますし・・・大切な気持ちは、周りに惑わされないよう注意したいですね(´-ω-`)

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