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月見れば 千々にものこそ 悲しけれ

 

わが身ひとつの 秋にはあらねど
 作者:大江千里(おおえのちさと)

 意味

月を見ていると、いろいろ心乱されて物悲しくなってしまう。わたし一人のところに秋がやってきたわけではないのに。

※ 千々に(ちぢに)

さまざまに。際限なく

※ ものこそ悲しけれ

物悲しいことだ。物悲しを強めた言い方。

※ わが身ひとつの

自分一人だけの

※ 秋にはあらねど

秋ではないのだけれど

 

 オススメの覚え方

様に帰れるのは、わが身だけなのです・・・かぐや姫っぽいでしょ(´▽`*)

 

 ゴロあわせ

つき   わがみひ
つきにわがみひとり(月にわが身一人)

 決まり字

つき

 解説

秋の夜に、月を見て、物思いにふけっていると、なんだか物悲しくなってしまう。

という気持ちを歌っています。

この歌には、漢詩の対句の技法が取り込まれていて、「月」と「わが身」、「千々」と「ひとつ」が対応しています。

この時代は、漢詩の要素を取り入れて詠むことが流行っていたようです。

22番の句といい、この句といい、詠む人の頭の良さとセンスがうかがえます(*^^*)

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