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立別れ いなばの山の 嶺におふる

まつとし聞かば 今帰り来む
作者:中納言行平(ちゅうなごんゆきひら)

意味

あなたと別れて、因幡の国に行っても、因幡山に生える松のように、待っていると聞いたなら、すぐにでもかえってきましょう。

※ いなばの山

因幡の国(現在の鳥取県)の因幡山と、往(い)なば(行ったとしても)の二つの意味(掛詞)

※ おふる

生えている

※ まつとし聞かば

もしも、待っているときいたならば。「まつ」は、「待つ」と「松」の二つの意味(掛詞)

オススメの覚え方

立見席のために待つとかwwwどんだけ好きなんだよ(ーー;)

 

ゴロあわせ

たち  まつと
たちみでまつと(立ち見で待つと)

 決まり字

たち

解説

作者は、38歳の時に、仕事で京から因幡の国に赴任しました。この歌は、別れのあいさつとして詠まれたものです。

すぐに帰ってくると言っても、今のように新幹線や飛行機もないですから、帰れないのに、帰る、と詠むことで、寂しさや別れを惜しむ気持ちが感じられます。

例えば、進学で違う学校になってしまったり、仕事で異動になったり、単身赴任になったり・・・

親しい人たちと別れるのは、つらく寂しいものです。

待ってるよ…と言われたら、すぐにでも帰りたくなりますよね。

いつの時代もお別れは寂しいって気持ちは変わらないんですね(:_;)

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