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わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと

人にはつげよ あまの釣り船

 作者:参議篁(さんぎたかむら)

 意味

大海原のたくさんの島々に向かって船を漕ぎだしていったと、都にいる親しい人たちに伝えておくれ。漁師の釣り船よ。

※ わたの原

広々とした海(わたが海のこと)

※ 八十島かけて

たくさんの小島を目指して(八十は数が多いこと)

※ 人には告げよ

都にいる親しい人に伝えておくれ(告げよは命令形)

 

 オススメの覚え方

綿の原っぱで遊んでたら人に告げ口されたわ( ̄▽ ̄)

 

 ゴロあわせ

わたやのひとには(綿屋の人には)
わたの原でやをうつと、釣り船にあたる

 決まり字

わたのはら や

 解説

作者の参議篁は、才能を買われ遣唐副使に任命されましたが、壊れた船に乗せられるのが嫌で、これを拒否し、それが嵯峨上皇の怒りにふれ、隠岐(島根県)に島流しにされてしまいました。

この歌は、作者が隠岐の島に向かう途中でよんだ歌です。小さな島々を抜け、大海原で孤独や不安と戦っていたのでしょうか。

仲間がいて、目的があって…と言うと希望も持てますが、処罰で…となると、怒りや悔しい気持ちもあったのかもしれません。

背景を知らずに読むと、なんとなく、海賊王に…の人たちを想像しますが、背景を知ると重い気持ちになります(>_<)

壊れた船に乗るのは嫌ですって抗議して上司とトラブル、結果島流しって…(ーー;)

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