うかりける 人を初瀬の 山おろしよ

はげしかれとは 祈らぬものを

あつせth

この歌は、「祈れども 逢はざる恋」をお題に詠まれた歌です。

片思いで、神様にお願いしても実らない恋ということです。

二句に句割れがあり、「うかりける 人を」までが一文になっていて、「私につれなかったあの人」という意味になっています。

そして、二句の途中から三句に繋がっていて、三句切れになっています。

初瀬は、奈良県桜井市の地名で、そこにある長谷寺は、恋の願掛けで有名で、平安の女の人たちは、熱心に通いました。

「蜻蛉日記」や「更級日記」にも登場しています。

文法の意味と解釈

※ うかりける 人を・・・私に冷たくあたる人を

「憂し」の連用形に「けり」がつき、過去を表します

(~た、~したそうだ)の意味になります。

※ 初瀬の・・・「はつ」は「早つ(はつ)」の掛詞です。

※ 祈らぬものを・・・ 「ものを」は逆説の助動詞です。

 

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