嵐ふく 三室の山の もみぢ葉は

龍田の川の 錦なりけり

作者:能因法師

解説

「三室の山」は、奈良県にある神南備山(かんなびやま)のことです。

龍田川は、その近くを流れています。

それぞれが紅葉の名所になっています。

そして、三室山も龍田川も歌枕です。

三室山の紅葉が、嵐で龍田川まで舞い、龍田川の川面は美しい紅葉の錦織が現れたと歌っています。

想像すると、とても美しく趣のある情景ですね。

 

文法の意味と解釈

※ 三室の山は、大和国生駒郡(現在の奈良県)にある山で、紅葉の名所です。

※ 龍田川は、三室山の東を流れる川で、こちらも紅葉の名所です。

※ 「錦なりけり」は、龍田川を錦の織物に見立てています。

断定の助動詞「なり」は、体言、活用語の連体形、指示の副詞、いくつかの助詞につきます。

「けり」は、詠嘆を表す助動詞です。

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