奥山に 紅葉ふみ分け なく鹿の
声きく時ぞ 秋は悲しき
作者:猿丸大夫(さるまるたいふ)
意味
人里離れた山奥で、もみじをふみ分けながら鳴いている鹿の声を聞くと、秋は悲しいものだと感じます。
※ 奥山
人里離れた山奥
※ 踏み分け
踏んで分け入る
オススメの覚え方
奥山・・・てか、山奥から鹿!!鳴き声聞こえるし!!紅葉拾ってる場合じゃない(>_<)
ゴロあわせ
おく こえ
おくやまに こえ(奥山に声)
決まり字
おく
解説
人里離れた山奥で、もみじをふみ分けながら、雄鹿が雌鹿を呼んで鳴いています。
雄の鹿は、秋になると雌の鹿を求めて鳴く習性があるといわれていました。
紅葉をふむ、かさかさという音、鹿のせつない鳴き声に秋の寂しさを感じたようです。
秋は、なんとなく寂しいというか人恋しいというか…今も昔も人の気持ちに変わりはないようです。
ただ…
人里離れた山奥で、一人にされたら、鹿じゃなくても泣きますね(>_<)
お~~い..誰か~..みたいな( ̄▽ ̄)
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